末永運送~末永通商~ロジテム九州
降り続いた大雨もようやく治まりました。現場の皆さんは大変な悪戦苦闘を強いられました。ご苦労さまでした。ありがとうございます?コロナも収まるどころか益々猛威をふるっています。直接の感染者はいませんが、家族が感染して濃厚接触者として自宅待機を余儀なくされているケースも出ています。ローソン配送では二重マスクを指示されました。この蒸し暑い時期に二重は息苦しいと抵抗があるでしょうが、しばらく我慢して乗り切って下さい。
本題に入りましょう。1956年9月4日に『末永運送』としてスタートした我が社は1966年に『末永通商』と社名変更、それから会社はドンドン発展していきました。そして1999年7月にISO9001取得に合わせて現在の『ロジテム九州』となりました。社名が変わると共に会社の内容も色々と変遷してまいりました。創業時の取引先と言うより、荷主は博多運輸でした。今は無くなりましたが国鉄の高宮駅に着いた貨車の品物を福岡市内のお客に届ける仕事がスタートです。創業者の親父が直接ハンドルを握って頑張っていました。何故運送の仕事を始めたのかと聞いたところ、親父の世代は当然招集を受けて軍隊に行っています。配属先が前線ではなく背後の輸送部隊でした。その折りに運転免許を取得しています。戦争が終わり帰国して色々仕事を模索しましたが、落ち着いた先が経験を活かした運送の仕事でした。子供心にも大変頑張っている姿を鮮明に覚えています。スタート時の中央区白金(当時は向田町57番地)から箱崎米山町、社領3丁目と本社移転を繰り返し現在地に至っています。取引先も当然時代と共に変わりました。社領の本社時代から変わらずお取引が続いているのは、自動車輸送のスズキ輸送梱包様、三菱自動車様の2社だけです。売上の主力である食品配送はまだまだ新しい仕事です。
社名の変遷を振り返るとその時々のトップの思いが深く刻まれています。最初の末永運送は文字通り親父の唯一の資格と経験を活かしたものでしょう。10年後に末永通商と社名変更したのは、運送だけでは面白く無い、何かに挑戦しようと言う親父の意気込みが偲ばれます。そして現社名、これは私が命名しました。ロジテムと言う言葉は私の造語です。ロジスティックシステムの簡略化したものです。今では多くの似た様な社名の同業社が有りますが、我が社が先駆者です。ロジスティックとは、本来何の事でしょうか?これは元々軍隊の用語です。軍隊には前線の戦闘部隊に武器弾薬、食糧等を補給しなくては成立ちません。その補給の役目の事をロジスティックと称するのです。親父の戦争体験の事が常に頭に有りましたから、社名変更の際もロジスティックの意味を伝えて了承を得ました。
長くなりましたが最後に皆さんに大事な事をお伝えします。我が社の仕事は色々社名変更してきましたが根本は運送です。『運送』の2文字をよく見てご覧なさい。『運』『送』ですね。そうなんです、我々はお客様に『運』を『お送り』しているのです。それも飛びっきりの『幸運』を。この事を誇りにして取り組んで頂ければこれに勝る喜びはありません。会長のお願いでした?