ベトナム旅行記
11月9〜12日までベトナム視察旅行に行ってまいりました。かねてから、私のビジョンとして海外進出を掲げており、発展途上である東南アジア諸国の一つであるベトナムでの事業展開を検討する目的での視察でした。滞在した3日間で、現地で某コンビニチェーンを運営している会社の物流拠点、コンビニ向け弁当や惣菜を作っている食品ベンダー、ベトナム人経営の運送会社を3社訪問いたしました。
ベトナムの総人口は1億人と日本に近い人口を抱えていますが、平均年齢31歳ととても若く、成長盛んなエネルギーに溢れる雰囲気でした。訪問したホーチミン市は新しい高層ビルが乱立し、往来している車やバイクは新車ばかり。ここ数年で一気に新しいマンションや工業団地が建ち始めており、土地の価格も5年で3倍ほどに跳ね上がったそうです。前述のコンビニ物流会社、食品ベンダーは日系資本が入っており、上層部は日本人で日本式の経営をしているため、それなりのきっちりした会社でさほど驚きはありませんでした。それよりもベトナム系企業の運送会社は想像を超える素晴らしい会社でした。なかでもPHUONG ANH Logisticsという会社は国内の自動車、バイクを運ぶ仕事をされており、1台のトレーラーで自動車もバイクも両方運べる荷台の仕組みを持っていました。現地人のドライバーはまともな教育を受けていない人が多く、それだけ安全や品質のレベルを教育することが大変とおっしゃっていました。しかし、そういう人たちを管理するためのデジタル技術は素晴らしいものでした。ドライブレコーダーを車内外に取り付けており、リアルタイムで閲覧でき、GPSで今どこを走っているか、速度は何キロで走っているかなど、1つのシステムで管理・監視できるようになっていました。私も実際に見せてもらいましたが、日本の高価な管理システムより遥かに使い勝手の良いものでした。また、ベトナムの法律もしっかりと定められており、4時間運行したら15分休憩を取らなければいけないそうです。そこの会社は長時間運行(ハノイ市からホーチミン市は50時間もの運行!)の際は2マンで運行しており、4時間ごとにドライバーを交代、車内にドライバーIDカードを掲げてドライバーが交代したかリアルタイムでチェックできるシステムも搭載されてありました。同じドライバーが4時間以上走ったら、アラームが鳴るようにもなっています。今後ベトナムの政策として、現在、車の普及率は人口に対して7%であるのを、2025年には30%にしていくそうです。今後、車の製造・販売はもちろん、物流事業の拡大も期待できます。どのような形でこの成長国の成長産業に関われるか、前向きに検討したいと思わされた視察旅行でした。ロジテムベトナム!実現したいですね〜。
早いもので2022年最後の想いの道になりました。今月は久しぶりに餅つき大会も行われます。コロナに負けず、風邪にも負けず元気に2023年を迎えましょう!