絶滅危惧種
皆さんご機嫌よう!梅雨も早目にスタートしましたが、以後は中だるみなのか、空梅雨模様で暑い日が続いています。コロナも一進一退、ワクチンの接種も遅まきながら前進し始めています。今朝(6月21日)ブラジルの友人から新聞記事のコピーがLINEで届きました。何と彼の国では死者が50万人を超えたそうです。アメリカに続く死者数です。ブラジル大統領は南米のトランプと称されているボルソナーロですが、コロナ対策が全くの不手際続きで国民の猛反発で国中で大規模なデモが続いているとの報道も送られてきた新聞記事に出ていました。我が国はオリンピックを控えてどうなるのでしょうか。
さて、今回の独り言のテーマは絶滅危惧種ですが、世界中に環境の変化に伴って様々な生き物が絶滅の危機にある事はご承知でしょう。私が取り上げるのは、その様な生き物の事では無く、私たちが日常使っている言葉についてです。言葉と言うものは時代や生活環境、地域によって様々に変化していく生き物です。ですから言葉にも消えていく物も出て来るのです。
タモリがレポートするNHK番組でブラタモリと言うものがあります。先日の放送で、彼が北海道の釧路湿原を紹介していました。湿原の中に彼が足を踏み入れたら、足がぬかるみに沈んでいくのです。彼の口から「あっ、いぼった」と思わず故郷の博多弁が飛び出したのです。周りのスタッフは、えっと怪訝な表情。彼がこれは博多弁ですと説明すると大爆笑。私も久しぶりにこの言葉を耳にして懐かしく思いましたが、さて若い皆さんや博多以外の人には通じる言葉でしょうか。同様な言葉を挙げていきます。「ドベ」って分かります?競争でどん尻の事です。では「ベーターマックス」何のこっちゃ?これは今では絶滅に近いビデオの様式。ソニーが開発し、パナソニックのVHSと熾烈な競争を展開して消えていったシステムです。「安保闘争」これも若い人には聴き慣れない言葉でしょう。これは1959年からと1970年の2度にわたる日米安全保障条約に反対する運動の事。私の大学時代でしたから、当然反対運動には参加しました。東大の女学生がデモに巻き込まれ死亡すると言う痛ましい出来事もありました。この様に時代や環境に応じて変化していくのが言葉であり、ライフスタイルなのです。
締はシルバー川柳「テレワークやってみたいが俺無職」テレワークも我々の時代には無かった新種ですね。会長の独り言でした。