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温故知新

先月16日に久しぶりの講話を行いました。10名程の皆さんが参加、佐賀や鹿児島はZOOM参加。目の前で直接語りかけるのとZOOMとではやはり伝わり方に温度差が出てきます。

「健明和フォーエバー」というテーマでお話し致しました。講話の様子は録画してありますから、聴き逃した方は是非そちらでお聴き下さい。自分で言うのもなんですが良い内容ですよ。その中で「温故知新」と言う言葉を使っています。今までに何回も紹介していますが、初めて目にする方もいらっしゃるでしょうから、改めて説明致します。そのまま読んだら「おんこちしん」ですが、正しい読み方は「ふるきをたずねあたらしきをしる」です。故は故人、故郷の様に昔の人、ふるさとの様に過去の事です。温が訪ねるです。もうお分かりでしょう。歴史や過去の作品、出来事を振り返って今に照らし合わせて自分の進路はぶれていないか?間違っていないか?と検証することです。

TV番組でよく録画している時代劇が幾つか有ります。「剣客商売」藤田まことが主人公。「鬼平犯科帳」中村吉右衛門。そして北大路欣也の「隠密奉行朝比奈」。これらの番組を見ながら自分だったらどの様な判断をしてどう行動するか?これも温故知新の一端です。我々世代はどうしても時代劇や西部劇に気持も興味も奪われてしまいます。何しろ子供の頃は映画もTV番組もこれらがメインでしたから。

講話の主題は健明和フォーエバーでしたから、その主旨に沿って色々お話し致しました。我が社のバックボーンである社是の健明和は創業者の父が掲げてから既に半世紀を超えています。社員の皆さんの平均年齢よりずっと上です。

そして経営理念、品質目標はISO9001の認証取得時に私がこれからの我が社の発展と継続を目指して決めたものです。その時どの様な考え、想いで決めたのかそれの振り返りの機会でもありました。まさしく温故知新ですね。 1時間半の講話の最後にQ&Aの時間を設けましたが、唯一の質問は社長からだけでした。社長の質問は社長としての温故知新とは何ぞやと言うものでした。私の答は1番大事な事はマネージメントレビューを通じて掲げた目標がキチンと達成出来ているか?目標に向かって皆さんがベクトルを合わせて進んでいるか?目標が達成出来てないなら何故か、どの様な原因が有るのかを徹底して見ていくことと答えました。この事は社長だけの温故知新ではありません。社員の皆さんがそれぞれの置かれたポジションで実行していくものでもあります。これの繰り返しが最高の品質と究極の安全に繋がっていくのです。終