永続企業となるために

　私たちは「ＶＩＳＩＯＮ１００」を掲げ、改めて創業１００年を目指し成長・進化・挑戦していこうと宣言しています。創業１００年がゴールではなくそれ以上にもっと永く続けていくことが目的ですが、創業１００年を一つの区切り・目標として今何をすべきか？に焦点を当てています。

　永く続く会社とはどんな会社でしょうか？会社の利益が出ていれば会社はうまくいくのでしょうか？事故・トラブルなく仕事をしていたら良いのでしょうか？利益を求めているだけでは会社経営は持続しません。お客さま、社会、もっと言うと社員が求めているモノを提供しなければなりません。安い賃金で従業員が死ぬほど働くことで売上は上がり、利益が出ているという状態では従業員の不満はつのる。従業員に高い給料を払うことは理想ですが、自分達だけが儲かっている状態ではお客さまからの信頼を失う。永続企業（永く続く会社）に求められているものは「理念」と「適正な利益」の融合です。私たちの理念は「幸運を送る」。お客さま、社会に幸せをお届けすること。お客さま、社会に良いことをするということです。これを実現しながら、利益を残すことが大事なのです。

　ここ数年、全社員の給与形態を見直しました。少なからず給与額も上がっています。大変な人手不足に陥っている佐賀営業所の作業クルーの給料も来期に向けて改善し、永く勤めていただける環境を作ります。他の部署も評価制度など取り入れながら賃金体系を改善してまいります。

　そして、今社員の皆さまに求められているものは「幸運を送る」の実践です。お客さまに幸運を送るのは管理者でもなく、役員でもなく、現場のドライバー・作業員の皆さまです。「幸運を送る」とはどういう状態でしょうか（何度か述べていますが）。心身ともに健康である、明るい家族関係を築いている、職場の人間関係は和やかであるであることを土台に、お客さまに心を込めて商品をお届けする、安心・安全に運行・作業を遂行する、周りに感謝の気持ちを持つ、愛の箱を通じて社会貢献する、身だしなみは清潔である、先祖や会社の先輩方、健全に働かせていただいている社会に感謝の気持ちを持ちお地蔵様に手を合わせる、、、などなど幸運を送るドライバー・作業員の自覚を持ち、仕事の質・人間の質を高めていきましょう。

　私たちはまだまだ成長の余地があります。みんなで力を合わせ「ＶＩＳＩＯＮ１００」の実現に向け、来月からスタートする２０２２年度が良い年になることを祈念いたします。