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創業者の想いに触れる「健・明・和」

 梅雨が明け本格的な夏が到来し、酷暑の最中現場の皆さんにおかれましては汗水流しながらお客様の元へ幸運を送り続けていただき感謝いたします。毎年更新し続ける記録的猛暑、熱中症もそうですが、今年はコロナも流行り大変な夏になりました。私も7月末に感染してしまい辛い数日を過ごしました。こればかりは気をつけて!としか言いようがない。手洗い・消毒の徹底をお願いします。皆さんが感染してしまったら社会に必要な物資が届かなくなる。生活に必要な役割を皆さん一人一人が担っていると自覚していただき健康管理にこれまで以上留意してください。

 皆さん、ご承知の通り我が社には「健明和」という社是があります。今、私たちが唱和している経営理念は私が、品質方針は会長が制定したものですが、社是「健明和」は創業者である私の祖父光俊が制定したものです。どのような想いで「健明和」を創ったのかわかりませんが、私自身大切にしているものでもあります。

     一、       からだは健やかに   一、家庭は明るく   一、職場は和やかに

 以前は「会社の社是で何故家庭のことを?」と疑問に思いました。しかし私も経験や学びを重ね、我々の生きる原動力は何かを知ることになりました。誰のために?何のために?なぜ?私たちは物心豊かで幸せな生活を手にしないといけないのか?我々の原動力は(くさいセリフですが、)「愛」です。まずは自分に対する愛、そして身近な人=家族への愛、そして次に身近な人=職場の仲間への愛なんです。健康に意識して取り組むことは自分を大切にしないとできません。それは自分への愛ではないでしょうか?そして心豊かな生活を送るには絶対に家族との関係は良好でないといけません。奥さんと仲が悪い、親子関係がうまくいっていない人で幸せな人を見たことがありません。そして当然職場の人間関係も大切。会社を辞める人の多くの理由は(我が社に限らず)、実は会社での人間関係とも言われています。

 祖父がいかようにこの社是にたどり着いたかわかりませんが、奥深い考えだなと感嘆させられます。そして、これからこの会社がどのように形を変えようとも、私の次4代目経営者に繋ぐ時も、この社是は残していきたい財産であります。どうか皆さんも漠然とこの社是を唱和するのではなく、自分への愛・家族への愛・仲間への愛を約束するためにも、心豊かな人間になるためにも、「健明和」を心に刻んでください。創業者の生誕記念日にあたる8月1日に、創業者の想いに触れる今回の寄稿でした。