理念浸透
皆さんは「理念浸透(りねんしんとう)」という言葉はご存知でしょうか。「理念」とは、我が社における経営理念です。品質方針も理念の一部になります。「浸透」とは、もともと液体が浸みとおることを言いますが、ある考え方などが人々の間に自然に段々と広まることを言います。よって「理念浸透」とは経営理念や品質方針が社員の皆さん一人一人の腹に落ちている状態と私は定義します。経営理念や品質方針は朝礼・昼礼にて毎日もしくは数日に1回、唱和されているかと思います。暗記している人、読みながらでないと口にできない人、様々でしょうが、腹に落ちているということは暗記が大前提。頭で覚えていることからスタートし、理念が心に染み渡り、日頃の行動一挙手一頭足に想いが込められている状態と言えます。
と、大袈裟に書いておりますが、日頃から安全意識が高い方々は多くいらっしゃいますし、真面目に手順通りに運転・作業をされている方にとっては無意識に理念が浸透していると思います。輪止めをキチンとする、指差し呼称、指差し確認をする、手順通り荷下ろし・納品をする...といった我が社や荷主が定めたルールに則った作業ができていれば良いのです。たまに無意識で手順を飛ばしたり、怠けたりすることを注意するために唱和をし、注意喚起しているのです。
運転・作業だけのことでなく、我が社には「人間力を高める」という言葉があります。高い人間力をもった人は、お客様に感謝し、困っている仲間を助け、少しでも会社のため社会のために貢献活動ができる、感謝の気持ちと笑顔で家族や仲間と関われる、等といった人を指します。
まとめると、理念が浸透している状態とは、安全意識が高く、手順やルールに則った運転・作業ができ、高い人間力で会社・社会に貢献している状態と言えるでしょうか。経営者は社員の皆さんに理念浸透している状態を目指しています。そのための活動として唱和や想いの道の配信、年賀式や決起会でのメッセージを行っているのです。
現在、管理者に向けて理念浸透勉強会を行っています。本社、福岡支店、福岡営業所、佐賀営業所、鹿児島営業所、それぞれに個別で私が主催する勉強会を行っているのです。最終的には現場のドライバー・作業員の皆さんとも勉強会ができればなと望んでいます。
2021年度は理念浸透に向けて更なる行動を起こしてまいります。全ては究極の安全と最高の品質を達成し、日本一のロジスティクスカンパニーになるために。